「人の命がかかっているのに…」ビッグモーター エグすぎる“車検不正”にネット悲鳴
ビッグモーター平塚四之宮店前で土壌を採取する神奈川県警の捜査員(写真:時事通信)
ビッグモーターの保険金の不正請求問題をめぐり、国土交通省は10月13日、立ち入り検査を行った34の工場すべてで違反があったとして一定期間の事業停止処分を行う方針を明らかにした。さらに、必要な検査を一部実施せずに車検を通す不正が確認されたことも発覚。ネット上ではこれまで以上に深刻な“不正車検”問題に注目が集まっている。
「国交省は7月、24都道府県の34工場に抜き打ちの立ち入り検査を行い、不正の有無や内容を調べました。結果、全工場で違反が確認され、整備記録簿への虚偽記載や、顧客の車にわざと傷を付けての点検や修理代金の過剰請求が発覚。さらに、検査の一部を実施せずに車検を通す不正が複数の工場で行われており、悪質な12工場について民間車検場として最も重い“指定取り消し”処分となりました」(全国紙社会部記者)
基本的には2年ごとに受けることを義務付けられている車検は、車が国の定める基準を満たしているかチェックするために行うものだ。この車検が“ザル”だったとしたらどのようなリスクがあるのだろう。
「たとえば、バッテリーやブレーキオイルは約3年、タイヤは4~5年ほどで寿命を迎え、交換が必要になります。