宝塚 団員急死で公演を長期中止…いじめ疑惑は否定も際立つ“後手後手”対応に高まる不信感
(写真:時事通信)
10月20日、宝塚歌劇団が公式サイトにて、宙組宝塚大劇場公演の残る全日程の中止を発表。あわせて、雪組宝塚大劇場公演の11月23日までの公演を中止し、4年ぶりの開催が予定されていた『タカラヅカスペシャル2023』の開催も見送る。
9月30日に同劇団に所属する25歳の女性団員Aさんが、自宅マンションから転落死したことを受けてのもので、同劇団は理由について、「調査チームからの報告を踏まえて、生徒が安心して宝塚大劇場の舞台に立ち、お客様にご観劇いただける環境が整うまでは、公演の再開は難しい状況」と説明している。
この発表に《当然の判断》と支持する声とともに、《なぜこれをもっと早くに言えないかなあと、別の劇場で他組なら上演できるという判断も、正直理解に苦しむ》と対応の遅さを指摘する声もあがっていた。
Aさんについては、「週刊文春」が今年2月に宙組内でのいじめ被害に遭っていたことを報じたが、劇団は公式サイトで《事実に反する内容をあたかも真実であるかのように報道され、当事者および関係者が多大な精神的苦痛を被っている》と断固として否定していた。
10月1日、劇団は同日予定されていた宙組公演の中止を発表するのみで、前日に亡くなったAさんについては触れず。