秋田県クマ駆除への抗議電話は「通常の業務できない」ほど 佐竹知事の毅然対応“乱暴な電話にはガチャン”が職員の励みに
と抗議の電話が殺到したというのだ。
記者会見では報道陣から、「職員らに暴言を吐くなどカスタマーハラスメントのような抗議に対してどう対応すべきと考えているか」との質問も上がった。
佐竹知事は「はい、すぐ切ります」と即答し、「当然メールもいっぱいあります。電話は自分の名前を名乗らず、ほとんど何にも言わずにガチャって切られるから。(寄せられた)メールや手紙は当然見ますんで」とコメント。続けて、「電話は一番乱暴なんでよ。ほとんど『わー』(一方的にまくし立てられる)でしょ。これに付き合ってますと、仕事ができません。
これ業務妨害です」と私見を述べた。
また報道陣から「切ってもいい電話と話を聞く電話の違い」について問われると、「それは現場の判断です」としつつも「相手が乱暴でなく、しっかり名乗って、どういう用件なのかを伝えてもらえれば、話を聞きますよ。ですが最初から乱暴な態度でこられたら、これは『ガチャン』ですよ」と電話を切るポーズを見せていた。■佐竹知事の毅然とした発言に、職員たちは「心強かった」
本誌が秋田県庁・総務部広報広聴課にクマの駆除に対する抗議状況について聞くと、「美郷町でクマを駆除した報道があった時には、ほぼ朝から晩まで電話が鳴り止まない状態で対応いたしました」