実家の遺品整理は100万円かかる…今から始める片付けで「出費を防ぐ」手引き
ですが、たとえば焦げた鍋を所定の回収日に自分で捨てると無料です。家具なども子どもが力を貸して粗大ゴミとして自治体に回収してもらえば1台2千~3千円。モノが減れば遺品整理の費用も抑えられます。また、不用品を増やさないことも大切です」
100万円もの整理費用を抑えるため、実家の片づけを始めよう。
■エリア別かかる費用と片付けのコツは
【玄関】10万円(きれいな家なら5~6万円)
普段よくはく靴以外、たたきに出しっぱなしはNG。下駄箱の奥に壊れたりカビだらけの靴がないかチェックを。傘立てにビニール傘は3本あれば十分、それ以外は処分しよう。玄関は、家族の大切な“非常口”だ。
避難するとき邪魔になりそうな飾り物や古新聞、段ボールなどは撤去して
【リビング】10万~20万円(きれいな家なら7万~8万円)
テーブルが物置になっていないか。毎日飲む薬はテーブルにあってもいいが、爪切りや鉛筆などは用途別に収納場所を決めよう。ダイレクトメールなどは手に取ったらすぐに要・不要を判断し、不要なら個人情報を消してから処分を。壊れた家電製品はすぐに処分したい。マッサージチェアの処分費は5万円以上かかると心して
【キッチン】15万~25万円(きれいな家なら5万~8万円)