「身の危険を感じております」池袋暴走事故 遺族が賠償命令後の誹謗中傷被害を告白…中には殺害予告まで
’21年9月、妻子の写真と共に記者会見する松永拓也さん(右)(写真:時事通信)
東京・池袋で2019年に起きた乗用車の暴走事故で、妻と娘を亡くした松永拓也氏(37)ら遺族が、事故を起こした飯塚幸三受刑者(92)とその保険会社に損害賠償を求めた訴訟。10月27日には、東京地裁が受刑者側に約1億4600万円の支払いを命じる判決を言い渡した。確定すれば、保険会社が賠償金を支払う。
判決後の会見で「帰宅したら(妻と娘に)『終わったよ』と伝えたい」と話していた松永氏。しかし、この賠償金の支払いをめぐって、松永氏の元に誤解に基づいた誹謗中傷が相次いで寄せられているという。松永氏は10月28日に自身のX(旧Twitter)を更新。”緊急のご報告”として、次のように続けた。
《民事裁判の損害賠償は飯塚氏が支払うのではなく、飯塚氏が加入していた損害保険会社が支払います。
非常に勘違いしている方が多く、誤った認識で批判、誹謗中傷、また言葉に出来ないほどの、それ以上のご連絡が来ており、身の危険を感じております。ご理解のほどよろしくお願いします》
さらに、具体的な中傷の内容についても《正確に書きます。警察に対し、私への殺害予告が匿名で来ました。