“飼育放棄”の8割超が高齢の飼い主…深刻化するペットの置き去り
たとえば、生まれたての犬や猫を飼おうとする場合、平均寿命が15年と考えると、75−15=60。60歳までに飼う。65歳の人の場合、75歳まで10年あるので、5歳以上のペットを飼う、という逆算方式だ。
そして重要なことは、飼う前に、もし自分に何かあった場合、ペットを引き継いで面倒を見てくれる人を決めておくことだという。
「自分が元気なうちに、“もしも”のことを想定して、ちゃんと面倒を見てもらえる身内や知人、友人を決めておく必要があります。お子さんがいる方であれば、できるだけ息子や娘にお願いするのがいいでしょう。同居していない場合でも、ときどき家に来てもらって、ペットの面倒を見てもらうことも大切。お互いが慣れておくことで、もしも引き継ぐことになっても、犬や猫のストレスが軽減できますから」
いざというとき、家族であるペットがどんな事態に直面するかを想定し、きちんと考えておくことも私たちの責任なのだーー。