「周りは笑いながら動画撮影」歌舞伎町ホスト刺傷事件で救護した女性が明かす“野次馬”の異様さ…逆ギレした人も
「警察には、野次馬に動画やめさせて欲しかったし、刺した女性を近づけないで欲しかったです。私は恐怖でしかなかったです。突っ立って、何もしないならそれぐらいはできたと思います」
また、見て見ぬふりをしていたのは周囲の“野次馬”も同じだったようだ。加害女性の暴行を止めたり、Aさんの救助を手伝ったりする人はひとりもいなかった。
「刺されて血でてるホストに、それでもまだ殴ったり蹴ったり、髪の毛引っ張ったりしてて、周りは笑いながら動画撮影してました。止めようとしてる人1人もいなくてびっくりしました。
私が血を止めに行ってる時も、私の顔も、服脱いで血止めてるのに、タンクトップ姿も凄くたくさんの人に撮られて、撮らないで!やめて!って言ってるのに、ずっと動画回されてました。正直服脱ぐのは何も考えず、血止めな、と思ってて周りに布も何もなかったので、咄嗟に脱いでました」
助けてくれないどころか、Aさんに“まさかの対応”を見せた人も。
「携帯で撮影してる人に、私は結構怒鳴ったのですが、笑われました。ほんとに悲しかったです。それでも意地でも撮影しようとしてきました。逆ギレもされました」
Aさんの救助の甲斐もあって、一命をとりとめた被害男性。勇気あるAさんの行動に心から敬意を示したい。