食中毒マフィンの広がる余波…無関係なイベントの“焼き菓子の販売”が当日禁止に→大多数は廃棄へ
5月のデザフェス出店時の様子(同店Instagramより)
腐敗したマフィンを販売し、食中毒を引き起こしたとして問題となった東京・目黒区の焼き菓子店。一時期Xでは“デスマフィン”としてトレンド入りするなど、日本中の注目を集めることとなったが、思わぬ余波が生じていたようだ。
11月23日に埼玉県のイオンタウン吉川美南で開催された和妖折衷ものづくりフェス。このフェスに出店していたNFT作品の展示即売会「えぬよろず新嘗祭」の主催者が、同日昼過ぎに、X上でこう投稿した。
《とても残念なお知らせです。会場側の要請により「シュトーレン」「フィナンシェ」「マドレーヌ」の販売が禁止になりました。理由は先のマフィン事件を受けてのことです。数ヶ月前から申請し、手続きを進めておりました。
焼き菓子の提供元もベーカリーとして長年営業されて地元で愛されているお店です》
菓子の特典として配布予定だった作品のシールについても提供が難しくなったほか、当日朝に突然要請されたため、《この日のために用意された菓子は、スタッフで食べきれる量ではないため、おそらく大多数が廃棄となります》と、苦しい状況を明かした。
主催者は、菓子を提供してくれたベーカリーやシール用のイラストを描いたクリエイター、監修者などへの申し訳ない気持ちでいっぱいのようだ。