松田洋治『家族ゲーム』長渕剛さんがかけたプロレス技で肋骨にヒビが!
柳井さんは金八先生で武田鉄矢さんを抜てきするなど、シンガーの表現力を引き出す手法を取るので、長渕さんに主役をオファーしたのでしょう」
思い出に残っているのは、第1話の最終シーンだ。
「2人きりで歩くシーンだったのですが、しばらくカメラを回すので、沈黙時間も長かった。それで長渕さんがご自身の曲『俺らの家まで』のサビを歌いだしたので、僕も合わせて歌ったら、すごく喜んでくれたんです」
長渕は「洋治」と松田さんを呼び、自身のコンサートやラジオ番組、自宅に連れていってくれた。
「硬派なイメージが強いですが、僕には明るいお兄ちゃんのような存在です。ラジオには『出ちゃえ、出ちゃえ』っていきなり出演することになったりしました」
ラジオ番組には、秋元康も放送作家として出演していた。
「お2人はすごく仲がよくて、『家族ゲーム』のお母さん役だった白川由美さんの家で集まるときも、秋元さんはいらっしゃっていました。白川さんが『おあいそして』というシングルを1枚だけリリースしたのも、この食事会がきっかけなのだろうと思います」
6週分だけ穴埋め的に作られたドラマだったが、反響が大きく、翌年はパート2も放送された。