くらし情報『しなびた野菜を美味しく!野菜の復活術6』

しなびた野菜を美味しく!野菜の復活術6

野菜をおいしく使い切ろう(写真:PIXTA)

野菜をおいしく使い切ろう(写真:PIXTA)



「にんじんもねぎも高すぎる…」店頭に並ぶ野菜の値段にため息をついている主婦は多いだろう。

農林水産省が今月21日に発表した11月の食品価格動向調査によると、にんじんやキャベツ、玉ねぎの全国平均小売価格は平年に比べて3割も高く、ねぎやトマトは2割ほど高くなっている。

野菜はムダなく使い切らなければと意気込むものの、ついしおれさせてしまうことも……。

「しおれた野菜は捨てないで! 水やお湯に浸すだけで、シャキシャキ感を取り戻し、復活させることができるのです」

そう教えてくれたのは、野菜に関する研究成果や情報を提供する野菜科学研究会の西山博さんだ。

「茎を食べるアスパラガスやセロリなどの野菜は、一輪挿しのように根本を水に浸せば、3時間程度で水分を吸い上げ、みずみずしく復活してくれます。長ねぎは葉先部分まで水を吸うのに時間がかかるため、適度な長さにカットしてから切り口を水につけましょう」(西山さん、以下同)

野菜を浸す水は、ミネラルウオーターなどにこだわらず水道水で問題ないという。

「根菜のにんじん、ごぼう、実を食べるトマト、きゅうり、ピーマンなどは全体を浸したほうが、早く復活します。

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