「クソ素人」「ゴミクズが」客に暴言、出禁通告…ラーメン店のSNS炎上が絶えないワケ
9月にはXで“背脂有料”の案内がなかったことに異論を呈したラーメンファンに、東京・高田馬場にある『でぶちゃん』が反発したことも。このラーメンファンは『でぶちゃん』を利用したわけではありませんが、双方の応酬は議論を呼びました。
10月にも茨城県の『中華そばいっけんめ』が、“スープが残っている丼にティッシュを入れないで”とXで注意喚起。《下げた途端にブチ切れる可能性が高まります》とも記しており、注目を集めました。どのラーメン店も、店主が投稿していたようです」(WEBメディア記者)
■求められるネットリテラシー「損をしてしまう可能性も大きい」
一括りにラーメン店といっても、大手チェーン店から個人店まで形態や規模は千差万別。そのいっぽうで、いまやSNSアカウントを持つ店も珍しくない。
「誰もが発信できる時代になったことの弊害なんだろうと思います」と指摘するのは、フードジャーナリストでラーメン評論家の山路力也氏。ラーメン店における炎上の背景について、話を聞いた(以下、カッコ内は全て山路氏)。
「コンプライアンスの面でもチェーン店などの企業は、発信することの重要性を意識しています。個人店もそうあるべきでしょうが、発信者がネットリテラシーに欠けていたり、ボキャブラリーが足りなかったりするため、炎上を引き起こしてしまうのだと思います。