今年で“年賀状じまい”をしたい人は必読!「最後の年賀状」の理想の文面を手紙専門家が伝授
あるアンケート調査では、出している人の半数以上がもう出すのをやめたいと思っているという年賀状。
「年賀状じまいという言葉をはじめて耳にしたのは5、6年前と記憶しています。おそらく、年配者にとってもスマホが当たり前になり、多くの人がLINEなどSNSを利用するようになった頃と同時期。お互い、簡単に近況などを知ることもできるため、そろそろ年賀状を卒業したいなと思う人が増えてきているのだと思います」
こう語るのは、手紙文化振興協会代表のむらかみかずこさん。
「年賀状は元日の朝に届いて、個性豊かな年賀状を見ることで、楽しいお正月ムードを高めてくれます。ただ一方で、年末の慌ただしい中、何枚もの年賀状を書くことはストレスですし“やめようかな?”と考えてしまう気持ちも理解できます」
しかし“年賀状を一方的に辞めると、失礼な感情を抱かされるのではないか”と思ってしまい、なかなか踏み切れない。
「まず、大事なのは、感謝の気持ちを表すこと、そして“年賀状は最後にしますが、あなたとの関わりを断ち切るわけではない”という意思表示をすること。携帯電話の番号やLINEのQRコードを印刷したり、これからは電話で連絡を入れさせてもらいますと一言添えてもいいでしょう。