「じゃあ誰が負担するんだよ?」万博赤字でも“大阪府・市負担しない”の無責任発言に怒り爆発
(写真:時事通信)
「運営費については、国が『もし赤字になっても補填しない』という風に明言をしています。これは大阪府・市も当然同じです。チケットの収入で賄っていくっていうのが基本的な考え方になります」
12月11日の「第2回大阪府・大阪市ライドシェア有識者会議」で、’25年4月に開幕する大阪・関西万博についてこう語ったのは大阪府の吉村洋文知事(48)。MBSの記者から「会場建設費だけでなく運営費に関しても1000億円以上になるとの見通しについて、どう受け止めているか?」と問われ、回答した。
しかし吉村知事は赤字になった場合の対応について明言を避け、「何かいま決まったものがあるわけではない」「しっかりと理事会で議論をしたいと思います」と述べるにとどまった。
大阪・関西万博をめぐっては、運営費が膨れ上がっていることが問題視されている。
「日本国際博覧会協会は、当初想定されていた809億円から1000億円超に引き上げる方向で調整しているといいます。物価高や人件費の高騰が背景にあるようですが、赤字になった場合は公費での負担が増える恐れもあります。
それだけでなく、会場建設費も上振れし続けるばかり。