柴俊夫 水谷豊&桃井かおりと釧路まで船に揺られて30時間!過酷すぎた昭和ドラマの撮影裏話
![『男たちの旅路』で水谷豊と共演した柴俊夫](https://imgc.eximg.jp/i=https%253A%252F%252Fs.eximg.jp%252Fexpub%252Ffeed%252FJisin%252F2023%252FJisin_2270761%252FJisin_2270761_0c8c2d15f504e22fc0c6_1.jpg,small=600,quality=80,type=jpg)
『男たちの旅路』で水谷豊と共演した柴俊夫
「10年ほど前、『相棒』(テレビ朝日系)で(水谷)豊と共演する機会がありました。ボクのほうが5つ年上なんだけど、豊からは『柴ちゃん』って呼ばれていてね。数十年ぶりの共演でしたが、不思議と呼吸は合わせられるんです。テンポや間の取り方は昔と変わっていても、芝居の根底にあるものは“やっぱり豊だな”って」
こう語るのは、『男たちの旅路』で水谷豊と共演した柴俊夫さん。同ドラマシリーズの脚本を手掛けたのは、11月29日に死去した山田太一さんだ。
「ボクが出演したのは30歳のとき。まだ若くて、渡された脚本に自分なりの解釈や、間を作ったりしたくなったのだけど、山田さんの本はリズムがあって崩すことができない。それを理解できたのは、もう少し経験を積んでからでした」
主演を務めたのは、昭和を代表する銀幕スターの鶴田浩二さんだ。
撮影現場に来るとプロデューサーが出迎えて、ピリピリした雰囲気になったという。
「パート4まであるなか、ボクはパート2からの参加。事前にスタッフから『鶴田先生に挨拶してください』と促されて、ご挨拶に伺いました。ボクは鶴さんから目を離さずに『柴俊夫です』と挨拶すると、一言『知らねーなー』って(笑)。