“91歳でフォロワー20万人超”女性が語る「人生の新しいステージへの踏み出し方」
ジーンズにスニーカーで散歩しながら季節の花を見つけてはスマホで撮影。その場でXに上げることもあるという大崎さん(撮影:五十川満)
人生100年時代を生きる女性にとって、70歳はまだまだ遅くない“人生の転換点”。それまで家事や仕事や子育てに追われ、夫婦関係に悩んできた人が「自分のために生きる」道を選ぶチャンスでもあります。ここでは、「ひとり暮らし」という生き方を選び、自らの人生を謳歌する大先輩にインタビュー。その実情を教えてもらいました。
「今日も、朝からルーティンの石神井公園での太極拳とウオーキングをやってきました。ずっと“8千歩”を目標にしてきましたが、今年の猛暑もあって、もう歩数にはこだわりません。
この年になったら、何事も無理は禁物です」
そう語るのは東京都練馬区在住の大崎博子さん(91)。還暦を迎えるころから団地でのひとり暮らしを始め、70代で始めたX(旧ツイッター)のフォロワー数は約20万2千人で、昨年出版した著書『89歳、ひとり暮らし。お金がなくても幸せな日々の作りかた』(宝島社)はベストセラーになるなど、大崎さんの日常にはひとり暮らしを楽しむためのヒントがあふれている。