庭に桜の木、屋根裏部屋…ボロボロでも高値で売れる「原石住宅」にある“7つの共通点”
【原石住宅ポイント1】薪ストーブがある(写真提供:らくだ不動産)
“実家なんて古くてボロボロだから価値がない”。“年老いた親が亡くなったら、解体して売却するつもり”―――。そう考えている人は、今回、年末年始に帰省した時に、ぜひチェックしたほうがいいことがある。これまで気にも留めていなかった実家の特徴が、ひょっとすると不動産市場で“ダイヤモンドの原石”に化ける可能性があるからだ。
「家を売却する際、通常100平方メートル程度の戸建てであれば解体費用が200万円は下りません。しかし、その住宅自体に価値がある「原石住宅」だった場合は解体不要。しかも土地のみの売却価格よりも建物の価値がプラスになります。売る前に、まずは実家に価値があるかどうかをチェックしてみるべきです」
こう語るのは、年間に4~5件の「原石住宅」を売買している、さくら事務所グループ『らくだ不動産』の不動産エージェント・山本直彌さん。
「原石住宅」とは、“現時点で価値のある住宅”と“将来的な価値のある住宅”の2つを総した言葉。本当はどちらも価値があるのだが、一般的な不動産売買では評価されにくく、これまでは建物を解体し、更地にしてから売買されることが多かった。