コンパニオン、有力者の『おもてなし』…政治資金パーティーの呆れた実態!
14日、1千万円超の裏金疑惑で官房長官を辞任した松野博一議員(写真:時事通信)
政治資金パーティーが裏金作りの温床となっているということが取りざたされている。
こんなことがまかり通ってきたのだとすれば許せないが、そもそも私たちは、政治資金パーティーそのものが、どんな実態のパーティーなのか、なにがおこなわれているのか、さっぱりわからない。
そこで、著書に『ドキュメント 候補者たちの闘争 選挙とカネと政党』(岩波書店)などがある元衆議院議員でジャーナリストの井戸まさえさんに、政治資金パーティーの知られざる中身について、詳しく聞いた。
「これは私が2018年に、ある自民党衆議院議員に取材した内容です。ある派閥では、パーティー券1枚20,000円として『期数(キャリア)×50枚』をノルマとしていました。つまり2期生であれば、20,000円×2期×50枚=2,000,000円がノルマとなります。
そのノルマ以上を売れば、ノルマ以上の分は売った所属議員の取り分となるというのがキックバックです」
そんなキックバックを、収支報告書に記載しないことで“裏金”にする慣習が横行していた疑惑の筆頭が安倍派なのだ。