「シャンシャンは素敵なお母さんになる」日本パンダ保護協会が太鼓判。ファンも一安心
あごのミルクを拭いてもらっているときの、無防備な感じもたまらないですよ(笑)。
ーー繁殖活動はどんな感じなのでしょうか?
臥龍研究センターの技術はとても優れていて、何年も続けて子供を産んでいるパンダもいるくらいです。だからシャンシャンも大丈夫だと思いますよ。
今年(2023年)1月に発情しているし、来年以降、素敵なお母さんになると思います。臥龍研究センターの繁殖方針としては、まずパンダを良く観察すること。
発情するか、その傾向はあるか、そして、個々のパンダの習性や生態もちゃんと調べます。
発情すると、雌パンダを真ん中の檻に入れて、その前後の檻に雄パンダを入れます。檻の上にはスタッフがいて、下の様子をしっかり見ています。
雌パンダがどちらの雄パンダと相性が良さそうか、パンダの行動及びスタッフの長年の経験で判断します。どちらともダメだったら違う雄パンダと入れ替えます。
どちらかと相性が良かったら、扉を開けて交尾させますが、交尾が終わったらすぐに檻に戻します。交尾後にケンカを始めてしまうケースもあるので注意が必要です。
もし、ケンカになってしまったら、檻の上にいるスタッフが長い棒で制御します。