くらし情報『「衝突までの猶予は20数秒」【羽田炎上事故】複数パイロットが証言“JAL機はなぜ海保機に気づかなかったのか”』

2024年1月17日 06:00

「衝突までの猶予は20数秒」【羽田炎上事故】複数パイロットが証言“JAL機はなぜ海保機に気づかなかったのか”

他方、JAL機のコクピットにいたパイロット3人は、約40秒の間、進路である滑走路上に停止していた海保機を《「視認できなかった」と話していることがわかったほか、「衝突直前に一瞬、何か横切ったような違和感をおぼえた」と話すパイロットもいた》(1月4日、ANN NEWS)という。

しかしその後のJALの聞き取りには《「他の航空機への離陸許可の通信はなく、着陸に集中できる状態だった……滑走路に異常はなかった」とも話した》(1月12日、日テレNEWS)とされる。

さらに《JAL機パイロットに同社が聞き取った内容をまとめた文書》を入手したという毎日新聞は1月14日、パイロットが《「着陸まで滑走路上に異常は感じなかった」と証言》《「通常通りに着陸した直後に一瞬何かが見え、強い衝撃があった」と説明》と報じている。

ところで、事故の原因究明に欠かせないボイスレコーダーとフライトレコーダーは、海保機からは1月3日に回収されたが、JAL機は《フライトレコーダーを3日に回収》(1月5日、ロイター)、ボイスレコーダーは《6日行われた機体の撤去作業の際》(1月6日、TBS NEWS DIG)になってようやく回収されている。

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