くらし情報『「衝突までの猶予は20数秒」【羽田炎上事故】複数パイロットが証言“JAL機はなぜ海保機に気づかなかったのか”』

2024年1月17日 06:00

「衝突までの猶予は20数秒」【羽田炎上事故】複数パイロットが証言“JAL機はなぜ海保機に気づかなかったのか”

しかし、動かないものにはかなり気づきにくいのは事実です」

つまり、現役パイロットの言う「衝突20数秒前」の「JAL機が海保機に気づくチャンス」時点では、海保機は「40秒間停止」していた最中であり、「動かないものにはかなり気づきにくい」というのが現場経験による実感のようなのだ。

パイロットに昇格するには数年単位の訓練期間と厳しい試験の突破が必須だが、昇格後も半年に一度の集中訓練や審査がある。

「滑走路上にほかの航空機などがないかどうかの確認は、初歩の訓練時から強調されているものです。半年に一度の訓練や審査では、毎回、『ゴーアラウンド』(=着陸を中断し再び上昇すること)の訓練も行っています」

そのような厳しい訓練によって、パイロットはゴーアラウンドの技術を身につけている。

加えて、航空機には両翼や尾翼にビーコンライト、ストロボライトなどというライトを日没以降、日の出までは点灯させることが法律で義務づけられている。

これが滑走路上で光っていれば、今回の事故時のように夜間でも、気づくことは可能なのではないか?

「ところが、夜間は機体のライト以外に、種々の滑走路のライトが点灯しています。

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