株価はバブル後最高値に――新NISA「『成長投資枠』で株を始める人の“目の付け所”と注意点」専門家が指南
や海外株式(米国株、中国株など)、投資信託(株式型や債券型)など幅広い。
「なかでも国内株式なら企業の株価についてSNSやネット、テレビなどで取り上げられることが多く、値動きの傾向がつかみやすい。通常の株式投資では、利益に対して基本的に20.315%の税金が引かれます。たとえば20万円で買った株式を30万円で売れば10万円の売却益が出ますが、約2割の税金が引かれて8万円しか受け取れません。しかしNISAでは10万円がまるまる受け取れるのです」
ただし、株式投資には元本割れするリスクがあることは肝に銘じておいたほうがいい。あらかじめルールを決めておくのが、株式運用のコツだという。
「株式を購入するときに“目標額”を決めてその額に達したら売却すれば安定した運用ができるはずです。新NISAでは利益が出ているうちに売却するのがコツです」
生涯限度額1800万円のうち、1200万円を成長投資枠にあてることができる。
株式を売却した場合、非課税枠は復活するので、限度額の範囲で何度も売買を繰り返すことができる。
■配当をもらいながら値上がりを待つ
売却益だけでなく、企業が出している「配当金」も非課税になる点が新NISAの魅力だ。