『キッチン』『TUGUMI』人気作家 芦原妃名子さん急逝で明かした“映像化の実体験”に「胸に響く」「貴重な証言」と反響続々
交渉を重ねた末に9話、10話の脚本を芦原さんが執筆することとなったが、《相当短い時間で脚本を執筆しなければならない状況となり、推敲を重ねられなかったことも悔いてます》とも吐露。
だが芦原さんは28日までに一連のポストを削除し、《攻撃したかったわけじゃなくて。 ごめんなさい》と謝罪の言葉を投稿。そして翌29日に、急逝が明らかにーー。
■「どんな目にあっても良い原作は必ず長く残る」
そんな芦原さんの立場を推し量るように、Xで冒頭のように切り出した吉本氏。過去に映画化された作品も多数あることから、《作品に出てくるキャラクターは自分の子どもみたいなもので、ほんとうに耐えられないときは意見を言い、受け入れられず悔しくて泣いた夜もありました》と制作側と対立した経験を打ち明けた。
その上で《脚本家もプロだから、自分の世界を描きたくなるのも当然でしょう。バランスが難しい問題です》と綴り、芦原さんが亡くなったことへの無念をこう綴ったのだった。
《今わかることは、どんな目にあっても良い原作は必ず長く残るということです。誰もそのときの作品を汚すことはできない、作者さえも。だから、死なないでほしかった。