“問題児”の矯正キャンプで少年が死亡 警察が捜査へ
米ノースカロライナ州で「自然療法」を謳い、ティーンエイジャーにメンタルヘルス改善プログラムを提供するキャンプで12歳の少年が亡くなった。捜査当局は事件として捜査を始めたが、キャンプ側は非協力的だという。FOX CAROLINAなどが報じている。
問題となっているキャンプ「トレイルズ・カロライナ」は、親の同意を得た上で10歳から17歳の少年少女を預かり、「行動的、または感情的な困難を克服することをサポートするセラピープログラム」を提供するとウェブサイトで紹介されている。
トランシルヴァニア郡保安官事務所の発表によると2月2日、ニューヨークから12歳の少年が2人の男に連れられてキャンプに入所した。その日は他の子どもと、4人のスタッフと共に割り当てられたキャビンに宿泊したが、翌朝息をしていない状態で発見された。午前8時過ぎにキャンプからの通報を受けて救急隊が駆けつけたが、死後数時間経過しており、蘇生する見込みはなかったという。
検視によると、自然死ではないが詳しい死因と亡くなった状況については不明。
6日に捜査員がキャンプに捜索に入ったが、キャンプのスタッフは捜査に非協力的だという。
Hendersonville Times-Newsによると、トレイルズ・カロライナでは’14年にも17歳の少年が低体温症で亡くなっており、検視で腰の骨折も見つかっている。
トレイルズ・カロライナのGoogleマップでの評価は2.1で、かつてこのキャンプに送られた人から「地獄だった」「今でも悪夢を見る」といったネガティブなレビューが多数投稿されている。
《フレンドリーな大人は信用できないとここで学んだ。衛生状態は最悪。シャワーは2週間に1回。毎日ハイキングをさせられるのに、1週間同じ靴下を履かなくてはならなかった》
《16歳でここに送られ、キャンプにいる間はずっと過食症と闘っていた。スタッフは私が嘔吐するための穴を私に掘らせた。
セラピストとの面談は運が良ければ週に1回あるかないか》
《子どものために助けを求めるならぜひ他のところを探してください。私はPTSDになりました》
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