山村美智 フジテレビ時代のイジワル体験が『アナウンサーぷっつん物語』の元ネタに
そんな実体験がドラマにリアリティを与えた。そして山村さん自身も、メインキャストの一人として名を連ねることになった。
「私はNHKから移籍してきた花形アナウンサーという役どころでしたから、ちょっとお高くとまった感じにしてみました(笑)」
同ドラマは実験的な挑戦をしており、第5回は生放送。
「マイク片手に廊下を歩くときにつまずきそうになるなどハプニングもありましたが、ニュース番組の経験があったから時間内できっちりセリフを言い終えることには慣れていたんです」
撮影現場の雰囲気もよかった。
「神田正輝さんや岸本加世子さんと一緒の時間が多かったですね。神田さんはシティボーイという感じで、おいしいお店もたくさん知っているんです。『この間、妻と○○に食事に行ってね』なんて、プライベートなことも話してくださいました」
高視聴率に支えられた同ドラマは“月9”最初の作品となり、この放送枠から数々の名作が誕生することになる。
「私にとっても、フリーアナになって最初の連続ドラマ。
女優として、人生のセカンドステージのスタートとなった、思い出に残る作品です」
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