トランプ氏、再選したら「ヘンリー王子を国外追放する」
16日、インヴィクタス・ゲームのイベントに登場したヘンリー王子夫妻(写真:REX/アフロ)
米大統領選における共和党の指名争いでトップを独走しているドナルド・トランプ前大統領。週末にメリーランド州で行われたCPAC(保守政治活動協議会)に出席した際、Daily Express USのインタビューに応じ、「ヘンリー王子が嫌いだ」と話した上で、再選したあかつきには彼を国外追放する可能性を仄めかした。
「私は彼を守るつもりはない。彼は女王を裏切った。許しがたいことだ。私なら、彼を手助けすることはしない。国土安全保障省(DHS)は甘すぎるんだ」とトランプ氏はバイデン政権の批判も交えながら語った。
英王室を離脱し、現在は米カリフォルニア州に居を構えるサセックス公爵ヘンリー王子は、米国の市民権を持っているわけではない。
昨年出版した回顧録『Spare』の中で、独身時代に様々なドラッグに手を染めていたことを告白したが、通常犯罪歴のある人は入国の際厳しく審査され、入国を許可されないことも多い。しかし、ヘンリー王子は何の支障もなく英国と米国を行き来している。これに異を唱えたのが、国防の強化を訴える保守系のシンクタンク「ヘリテージ財団」