食習慣で見る「長生き県」ランキング 豆腐をよく食べる沖縄が長生き1位。ではカップ麵好きな青森は?
大腸がんや肺腺がん、乳がんのリスクを下げる研究も報告されています」(秋津先生、以下同)
沖縄県の女性は、過去1年間にウォーキングか軽い体操をしたと答えた人の割合が全国2位と、日ごろから体を動かしているようだ。その一方、沖縄特産の島豆腐は塩分が多く、また沖縄の食塩の購入額も7位。塩分摂取量の多さは、心筋梗塞や脳卒中など血管トラブルの病気を招くという。
■島根県は100歳以上の人数が現在まで11年連続で日本一
女性の「65歳からの平均寿命」で2位となった長野県は、健康長寿県としてすでに知られている。
「長野県は、野沢菜漬けなど塩分の高い食材が多く塩分摂取量が多いのが特徴。かつては脳卒中が多いという問題を抱えていました。現在でも食塩の購入額は全国3位ですが、体内の塩分を排出してくれるカリウムが多い野菜の摂取量を増やす県・自治体の取り組みが功を奏しているようです。『国民健康・栄養調査』でも野菜摂取量では長野県が抜きん出て高い。
日ごろからふんだんに野菜をとり食塩摂取量の多さを打ち消しているのです」
3位となったのが島根県。厚生労働省の住民基本台帳によると100歳以上の人数は現在まで11年連続で日本一。