伊藤沙莉 自分をタヌキと呼んだ“売れない子役”を覚醒させた「天海祐希からの言葉」
3月1日の放送麻出演者会見で作品への手応えを語った伊藤
「私は考えることが苦手なので、とにかく体当たりでやりました」
3月21日の会見でこう語ったのは伊藤沙莉(29)。伊藤は4月1日開始のNHK連続テレビ小説『虎に翼』でヒロインを務める。
「日本初の女性弁護士である三淵嘉子さんの生涯を基にしたリーガルエンターテインメント作品です。伊藤さんの主役はNHKからのオファーで決まったのですが、彼女はこれまで何度もオーディションで落ちていて、過去に『朝ドラはコンプレックス』とまで話していました」(制作関係者)
伊藤の女優人生は決して華やかなものではなかった。
「9歳で子役デビューしたものの、中学生になると仕事が少なくなり、周りからは『売れない子役』というあだ名で呼ばれていたそうです」(前出・制作関係者)
2020年の映画『タイトル、拒絶』公開に際して、女優として感じてきた劣等感を明かしている。
「伊藤さん演じる主人公が人気者の美女を“ウサギ”、そうではない自分を“タヌキ”にたとえるシーンがあります。それを踏まえて、『私もどっちかというと、タヌキの人生を歩んできたので、役に共感できた』と語っていました。