「器が小さい」自民・世耕議員 裏金疑惑で聴取した岸田首相を国会で“ガン無視”の逆ギレにドン引き
(写真:時事通信)
3月28日、参院本会議で2024年度予算が成立した。一般会計総額は2年連続で110兆円を超え、社会保障費は37兆7193億円と過去最大を更新。いっぽう同日は、参議院予算委員会が2時間近く遅れる事態も起きた。
「自民党派閥の裏金事件をめぐる問題で、岸田文雄首相(66)が行った安倍派幹部への追加聴取の報告内容について野党側が問題視したのです。岸田首相は26日に元幹部の塩谷立元総務会長(74)と下村博文元政調会長(69)を、27日に西村康稔前経済産業相(61)と世耕弘成前参院幹事長(61)を追加聴取しています。
自民党は予算委員会に先立つ理事懇談会で、この追加聴取の結果を野党側に報告。その際に、“’22年3月に安倍派幹部がキックバックに関する会合を行っていた可能性がある”と説明しました。
’22年4月と8月に幹部による会合があったことは明らかになっていますが、3月にも会合が開かれていたことは明らかになっていません。
さらに世耕氏は今月14日の政治倫理審査会で、“3月会合”について『スケジュール表にも記憶にも残っていない』と答弁していました。そうしたことから野党側はこれまでの説明との整合性を追及し、直後に自民党は“3月会合”の説明を撤回したのです」