吉村知事が進める大阪カジノでギャンブル依存症20万人激増の恐怖!
カジノが造られる予定の大阪市・夢洲(写真:共同通信)
「誰もが、大谷翔平選手の元通訳、水原一平さんのような“ギャンブル依存症”になる可能性があります。仕事は真面目で、家ではいいお父さんなのに、ある日多額の借金があることがわかって家族が相談に来られるケースがとても多い」
そう警鐘を鳴らすのは、「公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会」代表の田中紀子さん。
米・ドジャースの大谷翔平選手(29)の専属通訳だった水原一平氏(39)の違法賭博問題により、注目される“ギャンブル依存症”。
報道によると、水原氏は賭博による約450万ドル(約6億8千万円)もの借金を、大谷選手の口座から無断で賭博業者に送金していたという。
日本でも、大阪府と米・カジノ事業者が2030年の開業をめどに、カジノを含む統合型リゾート施設の建設を進めていることが問題に。
「ギャンブル依存症は、普通の病気と同じ。本人がどれだけ気をつけていても、一度ギャンブルを味わうと、誰もが依存症になる可能性があるんです」(田中さん)
そもそも現在、日本国内にはどれくらいのギャンブル依存症患者がいるのか。
ギャンブル依存症で精神科外来を受診している患者は、2016年の1千821人から、2019年には3千527人と増加している。