国際ロマンス詐欺の最新手口は?偽の2PMジュノに350万円騙された!
「たとえば《仕事はうまくいってるけれど、クライアントからの振り込みが滞っていて……》などと書いてきたりします。
また、《君に会いに行きたい》という流れで《日本に行くお金を出せないか?》と言ってきます。この段階になると、投資に誘導されることが多い」
とはいえ、うまい話には落とし穴があると思うものだが……。
「騙されて入金してしまうのは、《今日中に振り込んでほしい》など期限を決めてくるから。制限をかけられると人間は判断力が鈍ります。また、家族や友人に相談する時間も与えないんです。
《本当に信じて大丈夫なの?》と聞けば《そんなに信用されていないのか、僕はすごく悲しい》《僕がいま、お金を持っていないのがいけないんだよね》などと、情に訴えてきて、女性は自責の念にかられてしまいます」
これらは、「すべて犯人のマニュアルにあると思う」と京師さん。
そのうえでの最大の防御策とは、「知らない人はドロボーと思え!」だとズバリ。
前出の木之本警察署の担当者は、「お金の要求があった場合には、すぐに警察に相談してください」と言う。一度も会ったことのない他人に財産を奪われないように。
■事例1
2人の結婚後の資金を貯めるためにと暗号資産を送金させられたが、連絡が取れなくなった
【出会い】マッチングアプリ
自称、日本在住のワイン輸入業者の役員というイギリス人男性
メッセージアプリで連絡を取るようになった。