くらし情報『中森明菜 58歳でのジャズ初挑戦に“ライバル”松田聖子の存在…不仲説の裏にあった「リスペクト」』

中森明菜 58歳でのジャズ初挑戦に“ライバル”松田聖子の存在…不仲説の裏にあった「リスペクト」

(前出・音楽関係者)

聖子が一歩前に進めば、明菜もそれに追いつこうとする。まるで呼応するかのように、歌姫2人がそろってジャズにーー。

音楽評論家の富澤一誠さんはこう話す。

「最近は’70~’80年代のポップスが再注目されています。しかし、昔の歌謡曲をそのまま歌っても飽きられてしまいます。そこで明菜さんは、『TATTOO』をジャズバージョンにすることで、新しさが感じられるようにしたのでしょう。ジャズは“大人の音楽”なので、“大人になった明菜”という印象も受けますね」

また、ジャズは年を重ねても“ありのまま”で表現できるという。

「たとえばロック調の『DESIRE -情熱-』は声を張り上げなければならないので、今歌うと息切れしてしまうかもしれません。
いっぽうでバラードも、低音をしっかりと響かせなければならないため、これもなかなか難しいです。

中音域でアップテンポすぎないジャズなら、無理せず自然に歌うことができるはず。今の明菜さんにとっていちばん歌いやすいジャンルだと思います」(富澤さん)

聖子と明菜がそろってジャズに挑戦しているといっても、そこには違いがあるようだ。

「聖子さんが“きれいなジャズ”だとすると、明菜さんは少し“アク”が強いジャズ。

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