給与から天引きの「介護保険料」最安の山口県山口市に比べ年4万円以上負担額の多い都市は?
年間44,868円もの違いだ。
基準額が年間10万円を超えた大阪市介護保険課の担当者が語る。
「大阪市はひとり暮らしの高齢者が多く、ほかに頼らざるをえなくて介護サービスを利用する機会が増加。それに合わせて保険料が高くなっております」
とはいえ、保険料が高い安いだけでは費用対効果は判断できない。
「大阪市は訪問介護の事業者数が多く、その分、手厚いサービスを受けている人が多いとも言えます。
一方、介護保険料が安い自治体では、施設整備が遅れていたり、介護サービス料が低く抑えられる在宅介護が多かったりする可能性もあります」(結城先生)
ちなみに基金を取り崩して、保険料を前期と同額にする自治体や、大津市や鳥取市のように値下げをしたところもあるが……。
「2040年には平均で月9,000円ほどになるといわれる介護保険料は、今後下がることはないと考えたほうがいいでしょう」(結城先生)
保険料は上がることを見越して乗り切る術を見つけよう!
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