パンダのタンタン追悼アルバム「24年間、日本にいてくれてありがとう」
2019年ごろ満開の桜の下で(写真:神戸市立王子動物園公式SNSより)
「24年間、日本にいてくれてありがとう」
3月31日、たくさんのファンに愛されながら、神戸市立王子動物園のジャイアントパンダのタンタンが衰弱のため天国へ旅立った。
’00年、阪神・淡路大震災復興支援と日中共同飼育繁殖研究のために来園。まあるいフォルムでおっとりとしたかわいらしい顔立ちから“神戸のお嬢様”と呼ばれて愛されてきたが、過去にはつらい経験もあった。
タンタンは2回妊娠したものの、1度目は死産、2度目は4日目に赤ちゃんが死んでしまい、その2年後にはパートナーにも先立たれ、お婿さんを待つ日々が何年も続いていた。そんな境遇の中でも、大好きなにんじんを両手に持って二刀流で食べたり、短い手足をピンと伸ばしておどけたポーズを見せたり、思わず笑顔になってしまう行動で多くの人々の心を和ませてきた。春に約480本の桜の中にタンタンがたたずむ様子は圧巻の絶景で、王子動物園の風物詩となっていた。
’21年に心臓疾患が見つかり、その後、療養生活を送っていたタンタン。同園が1日に開いた会見で、長年担当をしていた飼育員の梅元良次さんは「家族や友達以上の関係」と涙を流し、同じく飼育員の吉田憲一さんも「治療中に吠えられることもあったけれど、その後、目の前で無邪気にゴロンと寝てくれる姿が目に焼き付いています」と、思い出を語りながら男泣き。
みんなに愛し愛され、癒してくれたタンタン。そのかわいい姿はいつまでもみんなの心の中に生き続けるはずだ。
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