松本莉緒 冷凍庫の中でも淡々と演技!安達祐実さんは『ガラスの仮面』のマヤよりプロでした
「スタッフがダウンコートを着ているなか、私たちは春物の服。それでも安達さんは大変さをまったく感じさせず、淡々と演じていく。やっぱりプロの女優なんですね。安達さんに『学校楽しい?』と聞いたとき『ドラマの現場のほうが楽しい』と返ってきたことが印象に残っています」
松本さんは、その安達が演じるヒロインの憧れの存在を演じなければならなかった。
「どうすればいいんだろうと考えて、目力を強くするため、目で会話をするシーンでは瞬きを控えたんです。ライトを浴びながら目をずっと見開いていると、周辺の筋肉がプルプルしてきて大変」
2人の指導者である月影千草役の野際陽子さんも、現場では役に入り込んでいるので、気軽に声をかけられなかった。
「でも、私が月影先生からマヤの動向を聞き『マヤが山に!?』っていうセリフを、つい『山がマヤに!?』って言い間違えて(笑)。さすがの野際さんも『あなた、何言ってんのよ。
笑っちゃったじゃない』と噴き出したのですが、その笑顔がすごく素敵でした」
こうして演じた亜弓のことを、原作者の美内すずえも気に入ったようで「イメージどおり」と褒められたそう。
「2004年に放送された、『エースをねらえ!』(テレビ朝日系)