iDeCo加入年齢を70歳に引き上げへ…50歳会社員が月2万円で積み立てるといくら増える? FPが試算
節税分を投資や貯蓄に回していれば、合計261万3000円も老後資金が増えることになる。
「節税分で、所得税については年末調節に上乗せされて戻って来ます。住民税は、翌年5月から毎月給与天引きされる税額が安くなる仕組み。この節税分はうっかりしていると浪費してしまいがち。節税額早見表を見て、手取りが増えた分は将来のために貯めたり、投資することが大切です」
■長期で積み立てると、リスク軽減に
iDeCoには、大きく分けると定期預金や保険などの「元本確保型」と投資商品である「投資信託」がある。
「元本確保型は、低金利の現状では利回りはゼロに近く、掛け金以上の資産を増やすことは難しい。投資家から集めた資金でプロが投資・運用する投資信託がおすすめ。
投資は怖いと敬遠している人もいます。
たしかに景気の落ち込みなどにより一時的に元本割れしてしまう可能性がある投資信託ですが、iDeCoのように長期で積み立てた場合は、そのリスクは軽減されるといわれています」
iDeCoで老後資金の不安を解消しようと思う人は、まずは金融機関を選び、加入することからスタートする。
「iDeCoと銀行の積立預金が大きく違うのは手数料がかかること。