「セキュリティどうした?」日本橋高島屋で1000万円の純金茶碗が盗難…担当者が明かした“ケースに鍵をかけなかった”ワケ
(写真:時事通信)
4月11日、東京・日本橋高島屋で販売価格1000万円の純金茶碗が盗まれる事件が発生した。日本橋高島屋では10日から、本館8階の催事場で「大黄金展」が開催されたばかり(同月15日まで)。
複数の報道によれば、事件が発生したのは同日の午前11時40分ごろ。盗まれたのは、東京・浅草で100年以上続く工房の三代目である金工作家・石川光一氏の作品「抹茶茶碗」。防犯カメラには20~30代くらいのメガネをかけた男性が、プラスチックケースを取り外し、リュックサックに茶碗を入れて立ち去る姿が映っていたという。
「石川さんは東京都知事賞を受賞したこともある巨匠です。昨年1月には、『徹子の部屋』(テレビ朝日系)にゲスト出演もしていました。茶碗を持ち去った男性はグレーのトレーナーと黒いパンツを着用していたといい、警視庁は窃盗事件として行方を追っています。
いっぽう茶碗が展示されていたケースは施錠がされておらず、茶碗がなくなったことに従業員が気付いたのは約20分後のことだったといいます」(社会部記者)
前代未聞の事件だが、ネットやSNSではケースが無施錠だったことを疑問視する声が上がっている。