林家木久扇明かす“歴代最長”での『笑点』勇退決断にあった「結婚57年妻」の助言
木久扇と妻の武津子さん
日曜の夕方「おバカキャラ」でお茶の間を爆笑させてきた木久扇。彼と57年連れ添ってきたのが妻・武津子さんだ。「おかみさんにはいつも助けられて感謝しかないです」と夫婦の本音を語ってくれた。
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今はすごい気持ちが楽で、孫悟空の頭の輪っかを外された感じです(笑)。
番組出演期間の55年、毎週試験を受けているみたいでね。本番が嫌だったんですよ。最初はテレビに出られてうれしかったんだけど、視聴率もあってウケなくちゃいけないし、それに応えないとクビになっちゃう。僕はコメディアンではなくて言葉を扱う噺家ですから……。
特に年齢を重ねるとそれが大変でした。
ーー『笑点』(日本テレビ系)の3月31日の放送を最後に大喜利コーナーを卒業。林家木久扇さん(86)は番組歴代最長の55年間レギュラーを務め上げた。勇退を決断したのは妻の武津子さん(77)の一言があったからだと言う。
自宅で番組を見ながら、横にいるおかみさんに僕がボソッとこぼしたんです。「『笑点』もね。出るのは楽しいんだけど、結構疲れるんだよね」って。そしたらおかみさんが「80過ぎになって五十何年もテレビに出ることはないわよ。