キャベツは1.5倍、レタスは1.45倍と野菜高騰!“平年よりも安い”意外な食材は?
(写真:hap/PIXTA)
今年の春は葉物を中心とした野菜の高騰が目立つ。農林水産省の「価格動向調査(野菜)」の調査8品目で4月15日の週は、平年比でキャベツが約1.5倍、レタス、にんじんは約1.45倍、きゅうりは約1.25倍、トマトは約1.2倍価格、ねぎとたまねぎは約1.15倍と価格が軒並み高騰している。
「野菜の収穫は天候に大きく左右されます。今年の冬は暖冬だったため野菜の生育が早く、産地では収穫が前倒しになりました。ところが、2月下旬から急に寒くなり、今度は野菜が育たず、次の産地の収穫が遅れているため、今はその間の“空白期間”になっているようです」
こう話すのは節約アドバイザーの和田由貴さん。
農林水産省が発表している価格の見通しでは、4月に入って出荷数が平年を下回ったものが多いが、5月に入ると再び安定的な供給が見込めるようで、高騰した野菜の価格も落ち着くものと思われる。
しかし、気候変動の影響もあって、近年の作物の収穫量は予測がつきにくい。今回は落ち着く見通しが立っているが、これまでも野菜の高騰は幾度となくあり、今後もそういうタイミングはあるだろう。
そういうときのための準備について和田さんが教えてくれた。