冷徹刑務官&にこやか店主…59歳・上川隆也の演技に集まる称賛、支えは“大物俳優の金言”
4月ドラマの『花咲舞が黙ってない』(日本テレビ系)ではヒロインの叔父で陽気な居酒屋の店主、『Believe』(テレビ朝日系)では冷徹な刑務官、さらに『東京タワー』(テレビ朝日系)では著名なカメラマン……今クール、3作のドラマで多彩な役柄を演じているのが、俳優の上川隆也だ。
14、15年に杏(38)主演で放送された『花咲舞』の前シリーズでは、上川はヒロインとバディを組む上司・相馬健を演じていたが、新シリーズでは花咲舞(今田美桜)の叔父で「酒肴処・花さき」の店主・花咲健役を務めている。放送開始に先駆けて開かれた制作発表会見で上川は、
「この“花さき”の店主という役柄を、僕も1から作り上げなければいけませんし、楽しみながら、新しい『花咲舞が黙ってない』の一端を担っていきたいと思っています」
と意気込みを語っていた。
ヒロインのよき理解者として存在感を放っており、新シリーズで相馬を演じる山本耕史(47)との“新旧相馬健”のツーショットは、ネット上で《ほっこりした》《ニヤニヤしちゃう》など話題になっている。
そんな“癒し系キャラ”から一転、木村拓哉(51)主演の『Believe』で、上川は主人公・に立ちはだかる刑務官・林一夫を演じている。木村演じる主人公・狩山陸に対し、「存在を反省しろ」と言い放つなど、静かながらもすごみのある演技が注目されているのだ。
さらに、『東京タワー』では、主人公・透(永瀬廉)と、年の離れた人妻・詩史(板谷由夏)をつなぎ合わせるカメラマン役でスタイリッシュなたたずまいを見せた。
同時クールの3作品でさまざまなキャラクターを演じる上川の演技に、ネット上では驚きや称賛の声が数多く上がっている。
《3作品被りの上川隆也氏スケジュールがヤバそう》
《木曜日は刑務官土曜日は居酒屋店主誤差ありすぎ》
《花咲舞の元気なおっちゃんキャラの上川さんとbelieveの鉄拳制裁キャラの上川さん別人すぎて混乱》
《上川隆也さん優しい感じの役しか知らなかったからビックリしたこのままずっと怖い役なのかなあ》
《Believe見て上川さんの嫌な役にツラくて花咲舞見て和んでる。》
これだけ振れ幅のある演技をみせる上川だが、“役者を続けていくうえで大切にしていること”があると、19年の本誌インタビューで次のように明かしている。「役者を続けてこられたのは、29歳のときにドラマ『大地の子』の主役という大役をいただき、仲代達矢さんと出会ったおかげです。仲代さんにいただいた、“役者を続けていくのなら役柄は差が出るように選んだほうがいい”、とのアドバイスは大事にしながら役柄と向き合っていますし、その言葉が今でも僕の背中を押してくれています」
大物俳優の言葉を胸に活躍を続ける上川は、5月7日に59歳をむかえた。ドラマも佳境に入っていくなか、ますます冴えわたるその演技力に注目だ。
提供元の記事
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