くらし情報『“バズる大使”レジャバさん『ドラゴンボール』に『ドンキーコング』など、日本文化で感性を育んだ少年時代』

“バズる大使”レジャバさん『ドラゴンボール』に『ドンキーコング』など、日本文化で感性を育んだ少年時代

義母も交えて家族写真の撮影を(撮影:ただ〔ゆかい〕)

義母も交えて家族写真の撮影を(撮影:ただ〔ゆかい〕)



《JR東海ありがとうございます》

新幹線でなくした財布が戻ってきたという投稿も、ニュースとして報じられるようになった駐日ジョージア大使のティムラズ・レジャバさん(36)。いまや日本でいちばん有名な外国の大使だが、日本の醤油メーカーの“ダメ社員”はどのようにしてジョージアの“バズる大使”となったのか。レジャバさん本人がその半生を語った――。

「どうぞー、よくいらっしゃいました」

流ちょうな日本語で、ティムラズ・レジャバさんが、東京都内の閑静な住宅街にある邸宅に招き入れてくれた。

リビングルームの大きなテレビにはスーパーファミコンが接続されており、そばには、なつかしのゲームソフトが積まれている。テレビ脇の棚に飾られているのは、多数の『ドラゴンボール』のフィギュア。ややオタク感も漂うこの家は、まぎれもなくジョージアの駐日大使の公邸だ。

北はロシア、南はトルコ、アルメニアなどと国境を接し、そして西は黒海に面した北海道よりやや小さな国土を持つジョージア(旧名グルジア)は日本人にはなじみが薄い国だった。


ところが、’19年、レジャバさんが臨時代理大使(当時)

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