大下容子『ワイド!スクランブル』26年継続で明かした責任感「今日1日に全力を尽くす」
大下さんが支持される理由は、“安定感”と“安心感”のあるアナウンス力。そして、“気配りができる人”という声が多くある。
「私の役割は、自分から発信することよりも、コメンテーターの皆さんが、イキイキとお話しされる状況を作り出すことだと思っています。アナウンサーの仕事は、人から話を聞き出すことが、すごく大事だと思っているので、ゲストやコメンテーターが、“今日は自分が話したかったことが言えた”“またこの番組なら出てもいいな”と、本番終了後に思っていただけたら、うれしいです」
自分が前面に立つのではなく、共演者の引き立て役に徹する。この謙虚さと、安定感抜群の番組進行が、多くの視聴者から高く支持されるゆえんなのだろう。
一方で、毎週月~金曜まで、毎日2時間35分の生放送。そのプレッシャーはかなりあるはず。
■以前は白い灰のようになったことも……
大下さんの1日は、毎朝、夜明けごろに出社して、新聞10紙(一般紙、スポーツ紙)をチェックすることからはじまる。
その後も、番組スタッフ、出演者らと行う全体ミーティングの時間まで、その日に扱うニュースの資料確認や準備など、休憩する暇がないほど時間に追われる。