「早く食べたい」声続出、売上高も150億円減…「プッチンプリンショック」収束見通し立たず
江崎グリコ公式ホームページより
6月11日、江崎グリコは今年4月に発生したシステム障害の影響を受けて出荷停止となっていたチルド商品に関して、今月25日以降に一部商品の出荷を再開することを発表した。「アーモンド効果各種」「グリコ牛乳各種」などが該当する。
同社はプレスリリースで、
《当社は商品の安定的な供給を目指し、システム改修作業を進めておりますが、この度、一部商品から出荷を再開する運びとなりました。出荷再開に当たっては、安定供給を優先に下記商品から取扱いを再開し、その後、対象品目数を拡大していく予定です》
としているものの、「プッチンプリン」の販売再開時期にめどはたっていないようだ。
「カフェオーレ」なども同様で、人気商品の欠品が続く状態は、江崎グリコの業績にも大きな影響をおよぼしているという。
「24年12月期の連結業績の売上高は、今年2月の時点より150億円のマイナスとなる3360億円になる見込みとされています。純利益も予想より40億円マイナスの110億円になる見込みと、深刻な状況です」(全国紙記者)
プッチンプリンは1972年に販売がスタートした50年以上にわたるロングセラー商品で、子どもから大人まで広く愛されている。