荻原博子さん怒告発 電力8社は過去最高益なのに電気料金なぜ年3万円も上がる?
また、別項目の負担も増えた。
「『再生可能エネルギー発電促進賦課金』です。電力会社は太陽光や風力などの再生エネルギーを事業者から買い取っているんですが、その買い取り資金を、なぜか私たちが電気料金の一部として負担させられているんです。
しかも、これまで1kWhあたり1.40円だったのが、今年の4月の使用分から3.49円へと、2.5倍も値上げされました。庶民にこうした負担を強いながら、電力会社が軒並み過去最高益というのに違和感を覚えます」(荻原さん)
■「断熱」と「節約」で料金高騰を乗り切る
電気代高騰に対して、私たちができる対策はあるのだろうか。加谷さんは「断熱」をすすめる。
「日本の家屋は欧米や中韓に比べて断熱性が脆弱です。窓の多くはアルミサッシですが、アルミは熱伝導率が高い素材。
二重窓の設置工事をするだけで、大幅に電気代は抑えられると思います」
加谷さん自身、7年前、自宅マンションのリビング側と外廊下側の窓を断熱性の高い二重窓にする工事を実施。「電気代がトータルで2割ほど減った」という。
「真夏にエアコンの設定温度を25度にしたら寒いほど。真冬も暖房を切って寝ても、明け方まで20度以下に下がりません。