民家の庭で勝手に宴会、ポイ捨て注意に逆ギレ…迷惑観光客の呆れた言い訳
(写真:共同通信)
「外国人観光客の急増で、小袖小路は、騒音や住宅地などへの立ち入りが後を絶たず、近隣住民からの苦情が相次ぎました。
以前から、舞妓さんを追いかけて無断で撮影したり、取り囲んで動けなくしたりするトラブルも。住民が注意をしても“なぜ写真を撮ったらダメなんだ”という表情をしながら無視されるケースがほとんど。
そのため、迷惑行為を抑止する対策として、5月29日から小袖小路での“観光客の写真撮影や進入禁止。違反した場合は罰金1万円”の看板を設置しました」
こう語るのは、小袖小路を管理する祇園町南側地区協議会の幹事・太田磯一さん。
小袖小路は、京都・祇園のメインストリート「花見小路」に面した静かな私道だったが、コロナ禍終息後、外国人観光客が団体ツアーで来るようになった。
太田さんによると、罰金に法的拘束力はないが、地元の人たちの生活を守ることを第一に考えた苦渋の決断だったという。
インバウンド需要の回復と円安の影響で外国人観光客が増加。
多くは節度を持って日本観光を楽しんでいるが、一部の外国人の“呆れた行為”が目立つ。
こんなオーバーツーリズム(観光公害)の問題が、いま全国各地で起きている。