民家の庭で勝手に宴会、ポイ捨て注意に逆ギレ…迷惑観光客の呆れた言い訳
■自治体任せではなく国が音頭を取ること
北海道の小樽市では、小樽運河や歴史的建造物といった、写真映えするスポットが多くある。
それをお目当てに来た多くの外国人観光客が、小樽天狗山ロープウエイに向かう路線バスに列をなし、地元住民が乗車できない事態が頻発している。
また、首都高最大のパーキングエリア、横浜市の大黒PAには、クラシックカーや改造された日本車が集まる聖地として世界中からカーマニアが殺到。エリア内は撮影会場化している。
すでに深刻化している日本のオーバーツーリズム。打開策は?
「問題が起きている地域ごとに、さまざまな施策が始まっています。たとえば、観光客から入場料、宿泊税を徴収する。住民だけではなく、来た人にもお金を負担してもらい、整備等にかかる費用などに充てる。
ただ、外国人観光客は、1カ所だけに来るわけではなく、欧米人などは2~3週間日本にいます。行く先々で毎回500円、千円……と、お金を徴収されたら、“日本はウエルカムの国ではないのか”と思われるでしょう。
国は観光立国を宣言しているのですから、自治体任せにするのではなく、国が音頭を取るべきです。たとえば、日本に入国する際に一括して入国税のような形で徴収する。