くらし情報『海上自衛隊で女性初めての“海将”になった近藤奈津枝さん 本誌に明かした「入隊を母に大反対された過去」』

海上自衛隊で女性初めての“海将”になった近藤奈津枝さん 本誌に明かした「入隊を母に大反対された過去」

陸奥湾内に位置する大湊地方隊は、砂が嘴状に堆積した砂嘴という地形に恵まれ、防衛上有利な立地であり、日本海軍時代を含め120年以上もの歴史がある。

「むつ市に勤務していて感じるのは、町の方々が自衛隊に理解を示し、支えてくれる温かい気持ちを持っていることです。こうした温かい環境で勤務をしていると、自然と“この町の人たち、伝統文化、子供たちを守りたい”という気持ちが芽生えてくるんです」

■「中学校の子供たちは本当に純粋で素直でかわいらしかった」

近藤奈津枝さんは、’66年1月13日、山口県岩国市に生まれた。会社員の父と、パート勤めの母、そして3姉妹の5人家族。

「両親はほかの家庭と比べて厳しかったと思います。特に田舎特有の第1子に対する厳格な教育を受けたという記憶があります。

そのせいか、小さいころから弱きを守るといった正義感、自分を追い込むといったストイックさ、仁義、人に対する敬意や礼を尊ぶといった気持ちが強かったです。体育会系というか、侍みたいな子だったと思います」

“侍少女・奈津枝”は、とにかく一本気だった。


「高校、大学とハンドボール部のキャプテンを務めましたが、いま思うと、絶対に後輩にはなりたくない先輩でした。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
漫画家・脚本家募集LPバナー 上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.