「広島飛ばし」で話題!ライブ好き地元住民に聞いた広島の“ハコ事情”に対する本音
なぜ、「広島飛ばし」が起こるのか、広島のライブ会場に詳しい音楽関係者に話を聞いた。
「グリーンアリーナが取りづらいことはもちろんですが、中規模の“ハコ”が少ないのもひとつの要因かと思います。音楽ライブが開催できる代表的な会場は市街地でいえば、広島文化学園HBGホール、上野学園ホール、JMSアステールプラザなど、数多くあるのですが、いずれもキャパは1000~2000人程度です。
それよりも多く収容できる会場となると、約6000人の広島サンプラザのホールと、約10000人のグリーンアリーナに限られます。超大物クラスであれば、それぐらいのキャパも軽く埋められるのですが、新人や売り出し中のアーティストには難しく、チケットの売れ残りを危惧して敬遠されるのでしょう」
大規模な会場でいえば、広島にはスポーツスタジアムもある。15年には、サッカーのホットスタッフフィールド広島でMr.Childrenのライブが行われている。
「現在はグリーンアリーナの隣に開業した新サッカースタジアムのエディオンピースウイング広島や、野球のMazda Zoom-Zoom スタジアム広島もありますが、試合日の調整や芝の養生、音響問題などとの兼ね合いで、今のところ音楽ライブの開催は現実的ではありません」