aikoを脅し、スタッフも一掃…24年支配された“育ての親”プロデューサーの「洗脳手口」
「自分の音楽を否定されたような気持ちになり、すごく悔しかった」
6月18日、東京地裁の法廷で、こう証言したのは歌手のaiko(48)。自身が代表取締役を務める個人事務所「buddy go」に約1億円にのぼる損害を与えた罪に問われている元役員・千葉篤史被告(58)の第2回公判に自ら出廷したのだ。
「千葉被告は’16年から’19年にかけて知人が経営する会社と共謀し、ツアー会場などで販売するaikoさんのグッズを本来より高い価格で仕入れ、水増しした金額を自らの口座に入金したとされています」(全国紙記者)
さらに、aikoは’09年に個人事務所の役員に就任していた千葉被告から「事務所の経営が苦しい」と言われ、4億6千万円を事務所に貸していたことも明かしたうえで、千葉被告からは、
「会社の収支はいっさい教えてもらえなかった」
とも語った。起訴内容を否認している千葉被告と自身の関係については、
「洗脳されていた。逆らえば音楽制作が止まってしまう恐怖があった……」
と、ついたて越しに証言。さらに自らが置かれていた境遇を「悪徳ブリーダーに繁殖させられてケージの中の世界しか知らなかった犬」