ハンドルに荷物、イヤホンつけながら運転はOK? 自転車の意外な違反行為を専門家が解説
![(写真:yamasan/PIXTA)](https://imgc.eximg.jp/i=https%253A%252F%252Fs.eximg.jp%252Fexpub%252Ffeed%252FJisin%252F2024%252FJisin_2344873%252FJisin_2344873_d655392cf1655a884472_1.jpg,small=600,quality=80,type=jpg)
(写真:yamasan/PIXTA)
「5月17日、改正道路交通法が可決・成立されたことにより、16歳以上を対象とした、自転車に関連した113の違反項目が設けられました。悪質運転、危険運転の場合は“青色切符”が交付され、5千円~1万2千円ほどの反則金を支払うことになります。施行は2年以内の予定です」(全国紙記者)
自転車のハンドルにレジ袋をかけて運転することもよくあると思うが、「乗車積載方法違反」で反則金1万2千円を科せられる……なんて可能性もあるのだ。
法改正が行われたのは、自転車事故が増加傾向にあることが背景にある。警視庁が発表する自転車関連交通事故の状況によると、自転車対歩行者の事故件数は、2008年にピークを迎えて2016年まで減少傾向が続いていたが、再び数が増えていき、2020年以降は右肩上がりを続けている。
NPO法人「自転車活用推進研究会」理事長の小林成基さんが、解説する。
「いくつかの要因が考えられますが、コロナ禍によって自転車通勤する人が増えたこと、ウーバーイーツなどフードデリバリーの利用者が増えたことなどが背景にあります。さらに、運転中にスマホを操作したり、イヤホンをして周囲の音が聞こえないまま運転したり、信号無視や歩道を縫って走行するなどのマナーの低下などが挙げられます。