ハンドルに荷物、イヤホンつけながら運転はOK? 自転車の意外な違反行為を専門家が解説
「一時停止は、一回、足をついて漕ぎ出さなければならないと思い、おろそかにしている人がいます。しかし、ギリギリまで速度を落として安全確認できれば、完全に止まる必要はありません。
踏切でもしっかり安全確認が必要ですが、開かずの踏切に入ってしまうケースも。非常停止ボタンが押され電車運行に支障をきたしたら、多額の損害賠償を請求される可能性もあります」
以上が「まず押さえておきたいポイント」だというが、ほかにも注意すべき違反項目がある。
「急ブレーキ違反」も起こしやすい違反。自動車の場合はブレーキランプによって後続車にブレーキを知らせることができるが、自転車の場合は、急ブレーキによって後続車の反応が遅れかねない。
ウインカーがない自転車にも、違反項目に「合図不履行」があるが……。
「右左折をするときなど、手、方向指示、灯火等によって、行為が終わるまで合図を続けることが原則。
自転車の場合は手で合図となりますが、片手運転となり、子供を乗せているお母さんの場合はかえって危険。当面、青色切符は適用されないと考えています」
■ライトは上向きにせず10m先を照らすように調整
同様に、灯火で気になるのは「減光等義務違反」